パンツの丈は、どこで合わせばいいの?(股下?、総丈?)
結論からいうと、一概にどこでとは言えません。パンツの着用の仕方は、個々人によって違うので、ご本人しか判りません。と言っても、普段から自分で意識しているとは限りませんので、その場合は、着用された状態で採寸するのが一番良いでしょう。ですから、見本をご提示して頂いても、股下で合わすのか総丈で合わすのか判らないと、作業ができません。
スカート丈(パンツ、ワンピース)、家でちゃんと測ったのに、何故、短くなりすぎたのでしょうか?
スカートは、実際に着て測られたでしょうか?身体に当てて見るのと、着た状態の丈は違ってきます。身体に当てて見ると、実際に着た場合より、長く見えてしまいます。その結果、必要以上に短くお直ししてしまうことになります。ご自分でサイズをみられる時は、必ず実際に着て確認される事をお勧めいたします。また、鏡は出きる限り遠くにして見て下さい。できれば、専門家にみてもらうのがベストです。
シーズンオフの着ない時期に、お直しに出しておこうかな?
これは、一面、とても効率の良いことです。夏場にコートをお直しに出すと、お直しの期間、服が無くて不自由することもありません。ただし、「体型が変わらない」という条件付きです。特にパンツ、スカートのウエストはすぐに変わってしまう可能性が高いので、やはり、必要な時にサイズ直しする方が良いでしょう。もちろん、何年間も体型が変わらないというような方は、あまり問題ありませんので、効率良く、シーズンオフにサイズ直しすると良いでしょう。
かけつぎ・かけはぎ修理は料金が高く、高級服しか無理って聞きますが?
確かに、料金が高額になる場合もあります。高度な技術を誇り、最高級の仕事をする職人もいて、数万円の費用がかかったりすることもよくあります。しかし、穴や破れの修理方法には色々あります。服の素材や色、症状によっては、比較的簡易な方法でも着用に耐えうる程度に、キレイに修繕できるケースもよくあります。また、予算の都合で、低料金で直したいということもあります。初めから諦めずに、まずは、お直し専門店にご相談してみて下さい。はっきりと予算を提示するのも、早く、的確にお直し方法を決めるための近道です。思っていた額の1/10くらいの費用で可能なこともあります。
スカート(パンツ)のウエストを大きくしたいのですが、生地がありません。
購入時に付いていた生地(共布)があれば、その方がお直ししやすい場合があります。しかし、共布がなくても、サイズ直しをすることは可能です。
スリット開きのスカート丈をたくさん詰めたいのですが、スリットがなくなりそうです。
注意しなければいけないのは、スリットの長さだけを考えて、どの位置まで開くかということを忘れがちです。 スカート丈を10センチ短くしたら、スリットも10センチ追加では、どの位置まで開くかという観点からは、問題が出る場合があります。また、よく見かける重なりのあるベント状のものは、同じ形状でスリット丈を追加できるものは稀であります。できてもほんの少しという服が多いです。重なりがなくなったりと形状が多少変っても良ければ、スリット追加は可能です。また、ある程度短い丈になる場合は、スリットをなくす方が良い場合が多いです。
自分のウエストのサイズを計って、洋服のお直しに出したのに、ピッタリきません?
この場合の問題は、体のサイズと、自分がちょうど良いと感じる洋服のサイズはイコールではないということです。同じサイズの人が同じ服を着ても、ある人にとってはきつく感じ。またある人にとってはゆるく感じるということです。その洋服のサイズが合っているかどうかは、人それぞれの主観的な感覚によってさまざまということです。もちろん、ある程度の範囲というものはあります。
パンツ(スカート)のウエストと裾の長さのサイズ直しを、リフォーム店に依頼しました。でき上がってきたら、丈が短いようです。どうしてでしょうか?
前もってお直しの数値を決めて依頼する場合は注意が必要です。それは、ウエストのサイズを大きくしたり小さくしたりすると、ウエストの止まる位置が変り、丈に影響するからです。例えば、ウエストを大きくするだけで、丈が長くなることもあります。
お直しのお店などで、ウエストにピン打ちをした状態で丈を決めるのがベストでしょう。
洋裁用語・洋服用語
洋服の縫製や部位に関しての用語は、地域差があったり、人によって使い方がまちまちでございます。そのため、洋服のお直し店にご相談される場合は、お客様及びお直し店の方が使っている用語が、具体的には何を指しているのかということを確認しながら、お話を進めていかれると失敗がございません。洋服のお直し店の方でも、その辺りのことを承知されている場合が多いと思いますが、予測できない程の、用語の使い方の相違も稀にございます。特に、メールや電話などでの相談は、洋服を目の前にしていないので、用語の使い方に相違があっても、なかなか気付き難いので注意が必要でございます。
洋服の縫製用語は地域によって変わります。関西だけの言葉も含まれます。
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